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“ぽっくり病”を満腹テストで拾い上げる
ブルガダ症候群の診断に「Full Stomach Test」

 若年から中年の働き盛りの男性が、夜中うめき声と共に心室細動を起こし、突然死する──。このような病態を示し、日本における“ぽっくり病”の大部分を占めるとされる特発性心疾患が、ブルガダ症候群だ。

 特徴は、心電図で右脚ブロック様波形ならびに、右前胸部誘導(V1~V3)でのST上昇を示す「ブルガダ型心電図」という特殊な波形を示すこと(図1左)。疫学調査によると、成年日本人の1000人に1~2人がこの心電図を示すことが分かっている。

 欧米では一般的に、ブルガダ型心電図は図1(左)に示すようなcoved型をなす2mm以上のST上昇(現在はType1と呼ばれる)を伴うことが条件。この波形を示せば専門医へ即紹介となる。しかし、上昇の程度が小さかったり、異なる上昇パターンであるsaddle-back型だった場合でも、日内変動などでcoved型へと変化する恐れがあるために、精査が必要だ。

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