帝国データバンクによると、7月には2件の病院・診療所の倒産が発生した。負債総額は33億5000万円。大阪の和泉市で400床規模の精神科を中心とする病院を開設する、医療法人睦会が民事再生を申し立てたことが影響し、負債総額が膨らんだ。
表1に今年上半期に5億円以上の負債を抱えて倒産した病院・医院の事例を掲げた(東京商工リサーチ調べ)。負債額30億円以上の倒産は5件、睦会で6件目になる。倒産原因を見ると、事業上・事業外の失敗に代表される「放漫経営」が3件で最も多く、「設備投資過大」と赤字の累積など「既往のしわ寄せ」が2件ずつで続いている。
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