日本最東端の街、北海道根室市は、北方領土に近いなど政治的にも重要な拠点だ。人口3万人を数える、この地域の医療を支えているのが根室市立病院(199床)。ところが2007年春、大学からの医師引き揚げにより、同病院の内科医が一時的にいなくなり、病院全体でも常勤医が3人となる非常事態に陥った。
一方、根室市に隣接する別海町は、人口規模は根室市の半分で、鉄道さえもない地方都市。にもかかわらず、町立別海病院(99床)には6人の常勤医が勤務している。根室市と別海町の違いは何なのか。別海病院院長の今村洋氏に話を聞いた。(編集部)
REPORT
【地域医療の現場から 第9回◆日経メディカル7月号特集連動企画Vol.2】
北の田舎町に医師が集まるワケ
町立別海病院(北海道別海町)院長 今村 洋 氏
2007/07/06
山崎 大作=日経メディカル
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