アジアで「新型インフルエンザ」が発生したら、限られた区域に感染者とともにウイルスを封じ込め、世界各地への感染拡大を阻止する。この作戦がうまくいけば、全世界で数百万人に上ると推定される死者の数を、1ケタも2ケタも少なくできるだろう。ただし、タイムリミットは、アウトブレークから2週間以内--。
こんなハリウッド映画に出てきそうなプロジェクトを実行しようとしているのは、アジアでの世界保健機関(WHO)の活動を統括するWHO西太平洋地域事務所(WPRO、本部:フィリピン・マニラ)だ。この4月2日と3日、アジア全土を舞台に、新型インフルエンザ封じ込めに関する大規模演習を実施する。
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