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厚労省が医療版「事故調査委員会」を検討
課題山積で実現するか否かは未知数

 厚生労働省は、医療版「事故調査委員会」ともいえる調査組織について議論するため、この4月から検討会を立ち上げる。この調査組織は、診療行為に関連した死亡(診療関連死)の患者の死因を調査する役割を担う。「診療関連死について、現状では専門的な調査機関がなく、患者側が民事や刑事の裁判に訴えざるを得ない状況になっている。しかし、裁判ではお互いの主張を繰り広げ、必ずしも原因究明の場となっていない場合もある」(厚労省医政局総務課医療安全室長の佐原康之氏)という問題意識に端を発した取り組みだ。

 これに先立ち厚労省は3月9日、同省の試案として「診療行為に関連した死亡の死因究明等のあり方に関する課題と検討の方向性」をまとめた。13日からパブリックコメントを募集している。

 同試案は、同省が法務省や警察庁と協議して作成したものだ。調査組織の概要と主な検討事項をまとめると以下のようになる。

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