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【地域医療の現場から 第6回 ◆ 大分県大分市】
自治体病院の民営化はバラ色ではない
佐賀関病院の事例から「行政の協力は必須」

 破綻した夕張市と同様に、40億円と大きな負債を抱えて先が見えなくなっていた夕張市立総合病院は、村上智彦氏が設立した医療法人が買い取り、この4月にも有床診療所としてスタートする予定だ。

 3年前、大分県佐賀関町(当時、現在は大分市)では自治体の合併に伴い、地域唯一の病院だった国保佐賀関病院の処分を迫られていた。医師4人(出資は2人)がその町立病院を買い取り、現在も地域の医療を支えている。自治体の破綻と合併という違いはあるものの、佐賀関地区の高齢化率も35%を超えており、夕張市に迫る高さだ。しかも病院の建物自体も築50年近くたち、建て替えが喫緊の課題と、夕張市以上の厳しい条件にあった。そのような状況下で病院を買い取った理由とは。佐賀関病院を経営する特定医療法人関愛会理事長の長松宜哉氏に話を聞いた。


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