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【ユニーク外来探訪 第1回】
靴専門外来@国立国際医療センター

「歩行をトータルに診療できるのが、リハビリテーション専門医の強み」と話す国立国際医療センターの藤谷順子氏。

 国立国際医療センターリハビリテーション科の藤谷順子氏が、隔週で靴専門外来をスタートさせたのは2004年11月のこと。それまでは、リハビリテーション科に設けられた装具外来で、ひざ装具やコルセットなどとともに医療用のの作成も行っていた。

 専門外来として独立させたのは、靴を得意とする装具士が限られていたからだ。2週間に1度とはいえ、靴が得意な装具士が必ずいる靴専門外来の日を設定・告知することで、靴の相談をしたい患者が来院しやすくなり、院外から紹介患者がやってくるようにもなった。また、靴外来は院内から自由に予約できる仕組みなので、整形外科など他科の医師からは「紹介しやすくなった」と好評だ。

 昨年1年間に、この外来を受診した患者は180人ほど。外反母趾の患者が約6割ほどで最も多いが、リウマチなどによる足の変形など重症患者にも力を入れている。診療では、まず足のX線写真などを撮った後(前医で撮影していない場合)、足圧分布測定器で、足の裏の体重のかかり具合をチェックする。体重が集中してかかっている部分に痛みが出る場合が多いので、この分布を全体に平坦にするのが診療の客観的な数値目標の1つとなる。

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