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【日経メディカル Cadetto 連動企画Vol.11】
最終目標は第一線の臨床医、大学教授は少数派

図3 現在の勤務先の選び方(左)、今後一般的になる選び方(右)(n=407)

 現在の勤務先は医局人事による派遣で決まったが、将来は医療機関の一般公募で応募するのが主流になる--。『日経メディカル Cadetto』が35歳以下の若手医師を対象に調査したところ、こんな結果が明らかになった。また自身のキャリアの最終的な目標は、「市中病院の第一線の臨床医」という回答が過半数を超え、以下、診療所の開業医(新規開業)、大学病院の第一線の臨床医と続いた。

 『日経メディカル Cadetto』は昨年発行した若手医師向け雑誌。同誌の関連で当サイトではこれまで、医師の勤務実態や年収、ヘッドハンター座談会「年収3000万円も夢じゃない!ー転職の最新事情と成功のコツ」の内容を紹介してきた。今回から、今後のキャリアパスに対する考え方や将来への不安などについて若手医師に調査した結果を紹介する(調査の概要は、Vol.1「U35」の若手医師の年収はいくら?を参照)

 現在の勤務先は、「医局人事による派遣」で決めた医師が63.9%で、最も多かった(図3)。ただし、経験年数別に見るとおのずから相違があり、マッチング制度が導入された卒後臨床研修を受けている卒後1~2年目では「医療機関の一般公募に応募」が最多(表17)。それ以降では、7~8割が「医局人事による派遣」だった。

 一方、今後一般的になる勤務先の選択方法は「医療機関の一般公募に応募」が最多で44.2%。また、「医師職業紹介の会社を利用」も現状よりは大幅に増えるとの回答だった。もっとも、「医局人事による派遣」も約3割を占め、自らの手で進路を選択していくべきか、あるいは医局に籍を置いた方が安心なのか--。不透明な先行きに対する不安や迷いを抱いている医師も少なくないようだ。

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