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【詳報◆NMドクターアンケート】
経験や資格で診療報酬に差--肯定派が7割超

 「どの医者も同じ報酬なのはおかしい」。医師の臨床経験や技術などに応じて診療報酬に差を付けることを、7割超の医師が肯定していることが明らかになった。ただし、手術件数に応じて手術料を高くすることに限定すると、賛否は二分した。「努力、能力、経験を評価してほしい、インセンティブが欲しい」という声がある一方で、「公平な評価はできない」「件数だけで評価できない」などの意見もあり、様々な問題点が浮き彫りになった。

 各医療機関の年間症例数などに応じた手術料は、2002年の診療報酬改定で設定されたものの、2006年4月の改定で廃止されている。しかし厚生労働省は、診療報酬上の評価も視野に、個々の医療機関や医師個人の手術件数と手術成績の相関を探る調査研究に着手している。今回は、こうした動向を踏まえた上で、日経メディカル オンラインの医師会員を対象に今年9月に調査を実施した。有効回答数は412人(うち開業医82人、勤務医326人、所属無回答4人)だった。年齢別内訳は20~30歳代31.3%、40歳代41.0%、50歳代21.4%、60歳以上5.8%、不明0.5%。集計結果と共に、自由意見欄に書かれた主な意見を紹介する。

72.3%が肯定的、ただし開業医では53.7%にとどまる
 調査ではまず、個々の医師の臨床経験や技術、認定医取得の有無などに応じて診療報酬に差を付けることに賛成かどうか聞いた。その結果、「賛成」23.5%と「どちらかといえば賛成」48.8%を合わせ、72.3%が診療報酬に差を付けることに肯定的であることが明らかになった。ただし、勤務医では肯定派が77.3%であるのに対し、開業医では53.7%と、勤務医と開業医で格差に対する考え方に違いが見られた(図1)。

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