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【日経メディカル11月号特集連動企画(2)】
「タミフルと異常言動」に新データ

 オセルタミビル(商品名:タミフル)の服用と異常言動の発生に因果関係があるのではないか--。この疑問が一部の医師の間で持ち上がったのは2005年のこと。オセルタミビル服用3時間半後にはだしで家を飛び出してトラックにはねられた17歳高校生の事例(2004年)、服用から2時間後にマンションから転落死した14歳中学生の事例(2005年)などが報告されたためだ。

 これに対して、オセルタミビル販売元の中外製薬は「タミフルと死亡例との間に明らかな関連があるとは考えていない」とコメント。厚生労働省も「オセルタミビルの安全性に重大な懸念があるとは考えていない」との見解をホームページ上に掲載している。

オセルタミビル服用群と非服用群で有意差認められず
 横浜市立大発生成育小児医療学教授の横田俊平氏らが今年10月末に発表した「インフルエンザに伴う随伴症状の発現状況に関する調査研究」(報告書全文(PDF 1346KB)はこちら)の成果は、科学的にこの問題を論じる基礎データの一つとなりそうだ。

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