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【MRの医師に対する意識調査 医師の評価編】
一番困るのは「過剰な接待を要求する医師」

問4 担当医師の中で、「仕事上、困る」「仕事上、付き合いたくない」と思うのは、どんなタイプか(n=95、上位3つまで選択)

 「接待では必ず10万円以上(2~3人で)。何かと理由をつけては呼び出し、その時の飲食代をメーカーに払わそうとしていた。大口ユーザーなため、泣く泣く自腹を切ることも多かった」。こんな悲痛なコメントを寄せたのは、ある製薬企業の30歳代の男性MR医薬情報担当者)だ。
 
 「MRの医師に対する意識調査」の第2回は、「医師の評価編」。MRが日ごろの医薬情報提供活動で、医師をどう見ているかを聞いてみた(回答者のプロフィールは、第1回を参照)。これはMRから見た医師像だが、医師にとっては、他医がどんな形でMRと付き合っているかをうかがい知る情報でもある。

 MRが担当している医師の中で、「仕事上、困る」あるいは「仕事上、付き合いたくない」と思うタイプを尋ねたところ、最も多かったのが「過剰な(頻度が多い、高額)な接待を要求する医師」(問4、上位3つまで選択)だった。63.2%のMRが選び、2位の「長時間待たせたり、アポイントを取っても約束を守らない」(33.7%)を大きく上回った。そのほか、「言葉遣い、態度が横柄」(30.5%)など人間性を問う声や、「薬の使い方に問題がある」(25.3%)といった臨床面での問題点を指摘する声も少なくなかった。さらに、これまでの経験の中で「仕事上、付き合いたくない医師」を自由意見で書いてもらったところ、以下の通り、数多くの具体的な事例が挙がった。女性MRからは、「セクハラ」を問題視する声も聞かれた。

 その一方、「仕事上、良好な関係を築いた医師」についても自由意見を求めたところ、「付き合いたくない医師」に匹敵する数のコメントが寄せられた。これらを分析すると、「医薬情報提供を通じて貢献できた医師」「医薬情報提供以外の業務を通じて貢献できた医師」「プライベートでも付き合えた医師」「人間的に尊敬できる医師」の4つに大別することが可能だ。これは、医師とMRとの人間関係の深まりの段階に当てはまるだろう。まず本業である医薬情報提供を通じて医師に貢献できれば、仕事を超えてプライベートでも付き合え、尊敬し合える関係まで発展する--。医師とMRは、適度な距離感を保てば、仕事でもそれ以外でもより良きパートナーになることが可能だ。

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