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【米国から学ぶ――医療の質向上を目指して 第16回】
米国のがん施設認定制度に学ぶ

写真1 米国外科学会の認定制度担当のコニー・ブラ氏

 日本では国が「地域がん診療連携拠点病院」(以下、がん拠点病院)の指定を行っているが、米国では米国外科学会(American College of Surgeon:ACS)の「がん委員会」(Commission on Cancer:COC)が、がん病院の認定を実施している。その歴史は古く、1913年に設置されたがん委員会が、実に1922年から認定制度を運営し続けており、広く社会的認知も得ている。現在の認定病院の数は全米で約1500施設だ。

 このCOCの認定基準(http://www.facs.org/cancer/coc/cocprogramstandards.pdf)は、長い歴史の中で段階的に整備されてきたが、現在は8分野36項目になっている(表1)。従来の認定基準は151項目もあったが、米国医療施設認定合同委員会(JCAHO)や各学会が実施している認定制度などの審査項目と重複する点は省かれた。また、明確に判定できない事項も廃止した。現在は、責任体制や運営管理実態を重視する内容になっている。

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