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【日経メディカル8月号特集連動企画 膀胱炎】
主要起炎菌の大腸菌にもキノロン耐性

図1 膀胱炎患者由来大腸菌の各薬剤に対する耐性率(提供:松本氏)

 泌尿器科で耐性菌といえば、淋菌のニューキノロン耐性化が顕著だが、一般診療で遭遇しやすい膀胱炎においても耐性菌が治療に影響を及ぼし始めている。

 膀胱炎の主要な起炎菌は大腸菌で、単純性膀胱炎の約8割を占める。起炎菌が多岐にわたる複雑性膀胱炎では約2割と減るが、それでも最も多い部類に入る。産業医大泌尿器科教授の松本哲朗氏らが全国6カ所の大学病院と協力して起炎菌となった大腸菌の薬剤感受性の調査を行った結果、ペニシリン系経口薬とセフロキシムで耐性率が高いことに加え、ニューキノロン耐性率が高まっていることが判明した(図1)。

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