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プロペシア“伸び悩み”の理由
発売から半年、コマーシャルは目に付くが…(6/21 訂正)

写真1 プロペシアの奏効例(脇坂氏による) 3年前から脱毛が急激に進行した34歳の男性。プロペシア1mg錠(1日1回)が奏効した。写真上は初診時、下は4カ月後。

 「脱毛症は遺伝的な要因も大きく、患者の悩みは切実だ。プロペシアは、そうした患者にとって大きな福音になる」。2005年12月の日本での発売以来、これまでに十数人の男性型脱毛症患者にプロペシア(一般名:フィナステリド)を処方した、まるぐち皮膚科(神戸市灘区)の丸口幸也氏はそう語る。効果の判定に必要な投与開始後6カ月が経過した患者はまだいないが、「患者の多くが抜け毛が減ったと話している」という。まるぐち皮膚科では、薬剤料を1カ月7000円、診察料を1回1000円に設定。丸口氏は「男性型脱毛症こそ医師が治療すべき疾患だ」との考えから、今後も患者からの要請があれば積極的に処方していきたい考えだ。

不振の原因は「1錠250円」報道?
 適用する症例をきちんと選べば有効率は高く、丸口氏をはじめとする皮膚科専門医の期待も大きいプロペシア。しかし、発売から半年がたった現在、「意外に売れていないらしい」(業界関係者)との声も聞こえ始めた。実際、日本での発売以降にプロペシアの処方を始めた数カ所の医療機関に話を聞いたが、これまでの処方例は1施設当たり1~20人程度にすぎない。

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