日経メディカルのロゴ画像

【日経メディカル6月号特集連動企画】
患者はなぜ怒るのか(対策編)

 『日経メディカル』6月号特集「患者はなぜ怒るのか」では、診察室で患者に殴られるなどのトラブルを回避するためのテクニックのほか、飛行機のフライトアテンダントや一般企業のサポート担当者の接客の工夫、先進病院が行っている「トラブルが起こらない病院作り」についてまとめた。

 ここでは福井県立病院(福井市)救命救急センターの林寛之氏が行っている工夫のうち、特集内で紹介できなかった救急医療の場での話を紹介する。

 現在、救急現場にかかわる医師の多くが不満に感じることとして、患者が軽症にもかかわらず診療時間内に来院しなかったり、すぐに専門医の受診を望むことがある。だが、林氏は「きちんと医学の教育を受けてきたはずの1年目の研修医でも、症例のプレゼンテーションは上手くできないもの。だから『患者が自分で重症度を判断して、軽症ならば救急外来は使わないでほしい』と考えること自体が誤り」と語る。つまり、仮に「このような症状は昼に受診するべき」という患者教育を行う際には、診察をして患者の心配が解消した後に行わなければ、患者は納得できないというわけだ。

この記事を読んでいる人におすすめ