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【薬剤溶出ステント検証 第1回】
PCI症例に対する適応に大きな施設間格差

「DESとBMSの適応の確立が必要」と指摘する名古屋第二赤十字病院の平山治雄氏。

 「『再狭窄さえ起こらなければいい』と症例を問わず薬剤溶出ステント(drug-eluting stent:DES)を用いる施設がある一方で、DESによる遅発性ステント血栓症(late stent thrombosis:LST)の発症を懸念し、極端に使用を控えている施設もある。だが、国内外のエビデンスを基に考えれば、DESの適応は本来、一致するはずだ」――。こう疑問を呈するのは、名古屋第二赤十字病院(名古屋市昭和区)循環器センター部長の平山治雄氏。

 DESが、わが国で保険適応となったのは2004年8月のこと。従来の金属ステント(bare metal stent:BMS)最大のネックだった再狭窄率を大幅に減少させることから、経皮的冠動脈形成術(percutaneous coronary intervention:PCI)施行施設の実に9割以上が使用するまでになった。ただし、平山氏が指摘するように、PCI症例の9割近くにDESを用いている施設から、数%の患者に限定して使っている施設まで、その使い方は医療機関によって様々なのが現状だ。

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