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【日経メディカル4月号特集連動企画 第4回】
こんな医者が嫌われる(患者編)

 「口調が高圧的」、「話を聞かない態度が目立つ」。患者が「キライ」と思うのは、こんなタイプの医師であることが、『日経メディカル』の調査で明らかになった。
 患者の医療に対する意識は年々高まっている。いつまでも「私に黙ってついてきなさい」という古いタイプの医師の元には、患者が訪れなくなるかもしれない。

 『日経メディカル』4月号の特集記事は「こんな医者が嫌われる」。医師編(第1回第2回)、看護師編(第3回 )に続き、最終回の今回は患者編を紹介する。調査は、インテージとヤフーが共同で運営する「Yahoo!リサーチ」を利用して3月6~9日に実施。「Yahoo!リサーチ」の「患者パネル」に登録している患者のうち、過去1年間に医療機関を受診した734人を対象とし、うち552人から回答を得た。アンケートの内容は、事前取材を基に編集部で「嫌われる行動」を14項目作成し、「特に嫌だと思う行動」をそれらから複数回答により選ぶ方式とした。

多忙なときに無意識に高圧的に
 「口調が高圧的」--。アンケートでは、82.6%もの患者がこんな医師は嫌だと回答しており、患者に嫌われる言動として、堂々の1位になった。

 実際の診療の場では、どういう態度が患者には「高圧的」と映るのか。自由意見をみると、「『風邪かもしれない』と言ったら『風邪かどうか決めるのは医者だ』と一喝された」などのように、明らかに高圧的な態度を取っている場合もあるが、その一方で、忙しいときなどに無意識に出てしまう言動に、不安でいっぱいの患者は敏感に反応してしまうケースも多い。例えば「早口の説明で分からなくて、質問したら舌打ちされた」といった意見だ。

 2位に入ったのは「目を合わさない、言うことをさえぎるなど、話を聞かない態度が目立つ」(73.6%)。こうした態度は、「きちんと自分を診てくれていない」と感じる大きな原因となるだろう。また、3位、4位は「ナースや同僚にすぐ怒鳴るなど、振る舞いが粗暴」、「気難しく話しかけづらい」が続いた。これら上位4つは、いずれも患者を萎縮させてしまいかねない医師の態度だ。

 年齢別や性別でみると、全体的に他の年代に比べ、30歳代の評価が最も厳しかった。アンケートの全14項目のうち8項目で、30歳代が嫌だと思う割合が最も高かった。また、女性では、14項目中13項目で嫌だと思う割合が男性より高く、ほとんどの項目で10ポイント近い差がみられた。そんな中、唯一男性の方が嫌だと回答した割合が高かったのは「敬語を使わず子供扱いする」だった。

 自由意見欄をみると、「親身に話を聞いてくれない」、「説明が分かりにくい」、「患者の気持ちに共感してくれない」、「態度が高圧的」などの意見が多かった。具体的な生の声を次ページで紹介する。

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