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私の視点◎論文不正は今後なくなるか?
「ディオバン事件」の無罪確定と論文不正

2021/07/09
北澤京子(医療ジャーナリスト)

 高血圧治療薬ディオバン(一般名バルサルタン)に関わる臨床試験のデータを改ざんしたとして、ノバルティス ファーマと同社の元社員が薬事法(現・医薬品医療機器等法)違反に問われていた裁判は、2021年6月28日に最高裁が検察側の上告を棄却し、一審(東京地裁2017年3月16日)および二審(東京高裁2018年11月19日)の無罪が確定した。

 無罪だからといって、不正がなかったと認定されたわけではない。どんな改ざんだったのか、簡単に振り返っておきたい。

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