台風19号は甚大な被害を及ぼし、その全容は未だ見えていない。 私は、被災した福島県の二次救急病院で医師として勤務している。当院は地形が幸いし、浸水を免れた。しかし、今回の台風の影響を受けて付近一帯が断水となった。限られた経験ではあるが、こうした状況で起こったいくつかの問題を共有したい。
台風が去った週明け。朝一番で会議が行われ、全職員を挙げた節水と一部医療行為の縮小が決定された。 節水対策としては、職員分の水(水分補給用や歯磨き用など)は自分で用意すること、洗面所の水道を絞ることなどの対策が行われることとなった。
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