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「消化性潰瘍診療ガイドライン」にもの申す
荒川 哲男(大阪市立大学大学院消化器内科学教授)

2009/12/25

あらかわてつお氏○1975年大阪市立大学医学部卒、大阪市立大学医学研究科消化器内科学教授、附属病院副院長。米カリフォルニア大学アーバイン校医学部特別客員教授兼務。

 日本消化器病学会から2009年10月に「消化性潰瘍診療ガイドライン」が発刊された。多大な尽力を注がれた関係者には敬意を表する。ただ、一部に容認しがたい内容があり、その点について意見を述べたい。

 今回の「消化性潰瘍診療ガイドライン」の前身である「EBMに基づく胃潰瘍診療ガイドライン」は、厚生労働省の作成班の手によって2003年4月にじほう社から発刊された。今回もほぼ同じ30人ほどの日本消化器病学会会員によって内容が大きく改良されたが、一部に大きな問題点が残されている。

 今回、日本消化器病学会から発刊された「消化性潰瘍診療ガイドライン」で私が問題だと考えるのは以下のポイントである。

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