【MRIC編集部より】
2007年11月7日、東京地裁は"混合診療を禁止する国の政策は違法"とする初めての司法判断を下しました。今回はこの『混合診療における健康保険受給権確認訴訟』控訴審を闘っておられる清郷伸人さんよりのご投稿です。
清郷さんは2000年12月に腎臓がんと診断され、01年6月には頭と首の骨への転移が判明、IFN治療に加えて保険適用外のLAK療法も併用することとなり、混合診療問題に直面されました。医療費の全額自己負担ががん患者らを苦しめている現状を訴え、一審を弁護士なしのたった一人で闘い抜かれています。今回の原稿は2009年6月16日、東京高裁における最終弁論で、被控訴人として述べられた意見に一部加筆・修正されたものです。
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