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医療志民の会が発足します(前編)
「静かなる自殺」を防ぐために
大谷貴子(NPO法人全国骨髄バンク推進連絡協議会会長)

2009/04/10

 来る4月11日、閉塞的な医療の現状を打破するべく「医療志民の会」が発足いたします。目指しているのは、人びとが健康に恵まれ、安心して暮らせる医療制度の構築です。それには、医師、患者、政治家など、様々な立場の人々が議論し、協力できる“開かれた場”が必要です。同会はこの開かれた場として、社会に情報発信および政策提言を行っていくために活動を開始いたします。

 今日、地方の医療は疲弊し、大都市でも救急患者の受け入れに支障が出るなど、日本全国を通じて医療は危機的状況を迎えています。一方で、明るいきざしも見えています。日本各地で住民が立ち上がり、医療を守るために医療提供者と手を携えて活動を始めました。全国の病院で医療の質を高めるための改革が進められ、日本医師会も公益法人制度改革により真の公益団体へと転換を迫られています。

 ただ、こうした志ある人々のアクションも、その多くが他との連携については大きな進展が見せておらず、全体として社会的なうねりに高まっていないのもまた事実です。私たちは、こうして全国に点在する草の根レベルの活動同士をつなぎ、新たな賛同者・協力者を迎え、協同の場を提供してゆく所存です。
 
 そこでこの場をお借りして、共同代表から皆様へのメッセージを2回に分けて掲載させていただこうと思います。今回は、自らの闘病経験を白血病患者の支援に活かし、日々奔走している共同代表の大谷貴子よりお伝えいたします。


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