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事故調の議論には、是非、正確な情報を!
木ノ元直樹(弁護士)

2009/01/20

きのもと なおき氏○中央大学法学部法律学科卒業。1988年4月弁護士登録。著書に『PL法の知識とQ&A・改訂版』(単著・2004年11月・法学書院)、『医療事故紛争の予防・対応の実務』(共著・2005年12月・新日本法規)など。

1 「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会」が延々と果てしなく続いています。その議事録は全て公開されており、何が議論となり誰がどのようは発言をしたかを容易に知ることができる状況です。延々と続く議事録は全て読んでいますが、その中で少々気になる点があったため、筆をとりました。

2 気になったのは、第15回「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等のあり方に関する検討会」(平成20年10月31日(金)16:00~18:00、於:弘済会館)です。

 出席者は、委員として、前田座長、鮎澤委員、加藤委員、木下委員、児玉委員、堺委員、高本委員、辻本委員、豊田委員、永池委員、樋口委員、南委員、山口委員、山本委員、そして、参考人として、日本麻酔科学会理事長で札幌医科大学教授の並木昭義参考人、日本産科婦人科学会常任理事で昭和大学医学部教授の岡井崇参考人、日本救急医学会理事で埼玉医科大学総合医療センター教授の堤晴彦参考人が出席しました。

 当初予定された議題に入る前に、名古屋弁護士会所属の弁護士、加藤委員から発言がありました。以下議事録からの抜粋です。

「お手元に“安全で質の高い医療を実現するために”という日弁連の基調報告書が配付されていると思います。これは日弁連が毎“人権擁護大会”というものをしておりまして、今年で51回目なのですけれども、10月2日、3日と人権擁護大会が富山で開かれました。

 その第2分科会で“医療事故の防止と被害の救済のあり方を考える”というサブタイトルで“安全で質の高い医療を実現するために”というシンポジウムが開かれ、そのときの基調報告書が分厚い資料でございます。

 その中で特にこの検討会と関係の強い部分としては、281頁に、院内の医療事故調査をする場合のガイドラインというものをお示しさせていただいております。

 これは日弁連のシンポジウム実行委員会の中で、医療側の弁護士さん、患者側で日頃やっている弁護士さん、いずれでもない弁護士さん、それぞれがディスカッションをしながらこしらえたガイドラインです。参考にしていただければと思っております。」

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