前回は、公衆衛生や医療分野でのコミュニケーションの脆弱性について書きました。国連児童基金(UNICEF)レベルの大規模な疾病予防のキャンペーンを行っている組織ですら、コミュニケーションの専門性への認識が他領域よりも低く、専門職員たちが苦労しながらその確立に向けて日々活動している旨、また、一方で、学術領域では日米問わずその確立が行われつつあるという内容でした。
これからの二回は、医療/公衆衛生の領域でどこにコミュニケーションが発生しているのかについて着目していきます。また、最近寄せられたコメントの中から、多く聞かれます「医療系の広告代理店」がコミュニケーション領域でどのような活動を行っているのかについて書いていきます。
【コミュニケーションはどこで発生しているのか】
二つのデータをご紹介しましょう。
私の視点 from MRIC
「医療/公衆衛生×メディア×コミュニケーション」第9回 ヘルスコミュニケーションの専門性<1>
コミュニケーションはどこにあって、代理店は何をしているのか
林英恵
2008/05/20
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