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第8章●下痢症の初期治療
C.difficile腸炎へのバンコマイシン散の適応基準は?
<OPARTS:議論テーマ>8-1 院内発症(入院後4日目以降)の下痢症

2010/01/19
冲中 敬二=静岡がんセンター感染症

 C.difficile腸炎の治療においては、通常メトロニダゾールの経口投与が行われます。しかし、バンコマイシン散の経口投与が優先される状況もしばしばあります。

 本マニュアルには、メトロニダゾールとバンコマイシンは並列して記載してありますが、ここでの1つ目の議論のポイントとなるのが「バンコマイシン散の適応」についてです。

バンコマイシン散の適応に関して

 原則的には、治療はメトロニダゾールが第1選択で、バンコマイシン散の適応に関しては以下の通りを考えています。

・C.difficile腸炎が原因と推定される重症患者
胆汁ドレナージ中の症例
中毒性巨大結腸症が疑われる症例
・メトロニダゾール治療による再再発以降の症例
・メトロニダゾールが利用できない場合(アレルギー、副作用)

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