「6-3:胆道感染症」のマニュアル本文は、「6-1:急性胆嚢炎」「6-2:急性胆管炎」とたいして違いはありません。
ただ多くの先生方が、胆道感染において、セフォペラゾン/スルバクタムを使うことが多いようです。この抗菌薬を選択することは悪いとは決して思わないのですが、なぜ市中感染と、医療関連感染の区別をせずに、どちらもセフォペラゾン/スルバクタムを使わなくてはならないのか、少々疑問に思っています。セフォペラゾン/スルバクタムは緑膿菌にも抗菌スペクトラムを有する抗菌薬ですので、緑膿菌がまず関与しない市中感染には用いる必然性に乏しい抗菌薬だと思いますが、皆さんいかがでしょうか。
マニュアルでは他の抗菌薬を中心に記載していますが、この辺りのご意見をいただけたらと思います。
感染症マニュアル討論サイト
第6章●腹腔内感染症の初期治療
胆道感染治療に、セフォペラゾン/スルバクタムの必然性はある?
<OPARTS:議論テーマ>6-3 胆道感染症(院内発症・医療機関への暴露が濃厚・胆道系のデバイスが存在する場合)
2009/12/01
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。