今回の議論から見えてきたのは、「風邪症候群」のとらえ方が、先生方により異なっていることだ。その理由は、おそらく、先生の経験・知識・理解のレベルによったものだと思われる。例えば、「多くの疾患群で構成されており、その違いを認識して、個別に対応する必要がある」というお考えや、「風邪は風邪!細かく区別しても意味がない! 一括して抗菌薬を処方する」という定義などだ。こうした認識の違いによっては、診療のあり方がずいぶん違ってくるはずである。
感染症マニュアル討論サイト:総括
「風邪症候群」に関する議論について
「風邪症候群のどれに抗菌薬を適応するか」を明確に示すことが使命
<総括 その3>「第1章 急性咽頭炎」の討論を振り返って
2008/10/07
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。