本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。
4月12日~18日にかけて、もっとも多くツイートされた論文はNEJM誌の「Preliminary Findings of mRNA Covid-19 Vaccine Safety in Pregnant Persons」で3814件だった。米国疾病予防管理センター(CDC)と食品医薬品局(FDA)が管理しているワクチン関連有害事象報告システム(VAERS)と、スマートフォンで使えるワクチン接種後の健康チェック報告アプリの「v-safe」に寄せられたデータを分析して、mRNAワクチンを受けた妊婦の安全性について報告した論文だ。2020年12月14日~2021年2月28日までのデータでは、早産や在胎不当過小児などの妊娠関連イベントの割合は、COVID-19パンデミックが起こる前の妊婦と同様だった。さらに長期追跡して安全性を確認する必要はありそうだが、今のところ妊婦がワクチン接種を控える必要はなさそうだと報告している。
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