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非HIV進行性多巣性白質脳症の診断と治療を学ぶ
Journal of Neurology誌より

2020/10/16
平山幹生(春日井市総合保健医療センター参事)

 非HIVの進行性多巣性白質脳症(PML)の治療が成功した症例報告と文献的考察を行った日本からの報告である1)

 PMLは、JCウイルス(JCV)による亜急性発症の脱髄性疾患であり、通常、免疫抑制状態にある人に感染する。MRI上で多巣性の大脳皮質下白質と小脳半球または小脳脚に多相性病変が認められるのが特徴である。臨床経過は亜急性進行を示し、予後は不良で、未治療では3カ月間の死亡率が20~50%である2)。しかし、小脳と脳幹に限局した脳病変を有する非HIV PML患者の特徴はあまり知られていない。

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