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the New England Journal of Medicine誌から
1カ月間のDAPTは6カ月以上のDAPTに劣らず
欧州心臓病学会(ESC2021)で発表されたMASTER DAPT試験の結果

2021/09/13
佐古 絵理=メディカルライター

 経皮的冠動脈インターベンション(PCI)治療として薬剤溶出ステント(DES)を留置後1カ月間の抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)は、6カ月間以上のDAPTに臨床成績で劣らないことが示された。MASTER DAPT試験の結果で、8月27~30日に開催された欧州心臓病学会会議(ESC2021)で発表されるとともに、論文がthe New England Journal of Medicine誌オンライン版で公開された。

 MASTER DAPTは、医師主導の多施設共同ランダム化非盲検試験として行われた。対象は、急性または慢性冠動脈症候群で、高出血リスクの要因(経口抗凝固薬の使用、75歳以上、貧血など)が1つ以上あり、DES留置から1カ月間は心血管イベントを発症しなかった患者とした。DESは、生分解性ポリマーを搭載したシロリムス溶出性コバルトクロムステント(製品名アルチマスター)を使用した。

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