日経メディカルのロゴ画像

New England Journal of Medicine誌から
心房細動の初回治療は薬かアブレーションか
冷凍バルーン用いたEARLY-AF試験の結果

2020/12/09
佐古 絵理=メディカルライター

カナダ・ブリティッシュコロンビア大学のJason Andrade氏

 未治療の症候性発作性心房細動患者を対象に、初回治療としてのカテーテルアブレーション(以下、アブレーション)と抗不整脈薬による薬物治療を比較したところ、アブレーション治療の方が心房頻脈性不整脈の再発率が低かった。EARLY-AF試験の結果で、11月13~17日にインターネット上で開催された米国心臓協会学術集会(AHA2020)でカナダ・ブリティッシュコロンビア大学のJason Andrade氏らが発表し、論文はNew England Journal of Medicine誌オンライン版に同時公開された。

 症候性心房細動の治療に関してガイドラインでは、まず抗不整脈薬で洞調律の維持を試み、効果がなかった場合にアブレーションを行うとされている。アブレーションをより早期に施行すれば薬物治療より有益な可能性があるが、これまでの試験では確かな結論が得られていなかった。そこでカナダの研究グループは、初回治療として冷凍バルーンカテーテルによるアブレーションと薬物治療を比較する、医師主導の非盲検ランダム化比較試験を実施した。

この記事を読んでいる人におすすめ