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NEJM誌から
コンタクトスポーツでは神経変性疾患に要注意
引退したプロサッカー選手の死因を一般の人と比較した研究

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 英国Glasgow大学のDaniel F. Mackay氏らは、コンタクトスポーツの疾病リスクを調べるために、引退したスコットランドのプロサッカー選手と条件がマッチする一般の地域住民の死因を比較する後ろ向きコホート研究を行い、虚血性心疾患や肺癌の死亡リスクは一般人より低いが、神経変性疾患による死亡リスクは高かったと報告した。結果はNEJM誌電子版に2019年10月21日に掲載された。

 アメリカンフットボールやサッカーなどのコンタクトスポーツへの参加は、アルツハイマー病や筋萎縮性側索硬化症、慢性外傷性脳症などの神経変性疾患のリスクを高める可能性が懸念されている。一方で、プロレベルのアスリートは一般人よりも、総死亡リスクが低く、心血管疾患のリスクも低いことが報告されている。そこで著者らは、元プロサッカー選手の神経変性疾患による死亡リスクについて検討するために、後ろ向きコホート研究を行うことにした。

 スコットランドのプロサッカー選手データベースから、1977年1月1日以前に生まれ、プロサッカー選手としてプレーした後に引退した選手を抽出し、生まれた年、試合数、ポジションなどを調べた。次に選手1人

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