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NEJM誌から
慢性特発性蕁麻疹にリゲリズマブが有望
フェーズ2b試験で標準治療が効かない患者にオマリズマブを上回る効果

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 慢性特発性蕁麻疹は、特定の外部刺激がないのに、痒みの強い丘疹や血管浮腫(または両方)が起こり、6週間以上続く場合と定義されている。ドイツCharite-Universitatsmedizin BerlinのMarcus Maurer氏らは、標準治療ではコントロールできない慢性特発性蕁麻疹患者を対象に、リゲリズマブ、オマリズマブ、プラセボを追加投与するフェーズ2b試験を実施し、リゲリズマブ72mg以上を4週に1回投与することにより、半数程度の患者の症状を完全にコントロールできたと報告した。結果はNEJM誌2019年10月3日号に掲載された。

 慢性特発性蕁麻疹に対する標準治療の第一選択は抗ヒスタミン薬になっている。第二選択として、承認されている用量の最大4倍までの抗ヒスタミン薬がオフラベルで使用されているが、それでも一部の患者は症状のコントロールを得られない。最新の国際的な診療ガイドラインは、第三選択として、オマリズマブを抗ヒスタミン薬に追加することを推奨しているが、それでも症状のコントロールが不十分な患者がいるため、新たな治療の選択肢が求められている。

 リゲリズマブは次世代型の抗親和性ヒト抗IgEモノクローナル抗体で

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