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NEJM誌から
PCI後の抗血小板薬はどう使うべきか?
3カ月の2剤併用療法後はチカグレロル単独で出血リスクが低下

2019/10/16
大西 淳子=医学ジャーナリスト
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 米国Mount Sinai病院のRoxana Mehran氏らは、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後に、3カ月間の抗血小板薬2剤併用療法を受けた患者を対象に、1年間のチカグレロル単剤治療とチカグレロルとアスピリン併用療法を比較して、虚血イベントリスクに差はないが、チカグレロル単剤群の方が、出血イベントを減らせると報告した。結果はNEJM誌電子版に2019年9月26日に掲載された。

 PCI後には、血栓リスクを抑えるために抗血小板薬2剤併用療法が行われる。しかし、併用療法の継続期間が長くなると、血栓リスクが下がる代わりに、出血リスクが増加する。そのため、血栓による虚血予防のメリットを温存しつつ、出血リスクを減らす治療法が検討されている。著者らは、PCIの実施後になるべく短期間の抗血小板薬2剤併用療法を行い、その後はチカグレロル単独治療に切り替える方法で、よりよい成績が得られるという仮説を立て、虚血や出血のリスクが高いと考えられる患者を対象にした臨床試験を計画した。

 Ticagrelor with Aspirin or Alone in High-Risk Patients after Coronary Intervention(TWILIGHT)試験は、プラセボ対照のランダム化比較試験で、11カ国

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