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NEJM誌から
下肢静脈瘤の3種類の治療法を5年後まで追跡
費用対効果はレーザー焼灼術が好ましく、フォーム硬化療法はQOLが低い

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 原発性静脈瘤の治療において、手術に代わる方法として、静脈内レーザー焼灼術と超音波ガイド下フォーム硬化療法が実施されている。スコットランドGlasgow大学のJulie Brittenden氏らは、これら3通りの治療を受けた患者を5年間追跡して、疾患特異的QOLと費用対効果を比較するランダム化比較試験を行い、フォーム硬化療法を受けた患者のQOLは他の治療よりも低く、費用対効果はレーザー焼灼法が優れることが示唆されたと報告した。詳細は、NEJM誌電子版に2019年9月5日に掲載された。

 下肢静脈瘤に対して3通りの治療を受けた患者を2~3年追跡した研究では、患者の再発率とQOLは同様であることが示されている。しかし、フォーム硬化療法を受けた患者をさらに長期追跡した研究はまだなかった。また長期的な再発率や費用対効果に関するデータも不足していた。そこで著者らは、英国の血管外科部門を持つ11施設が参加するランダム化比較試験GLASSを実施して、治療から6カ月後と5年後のQOLと費用対効果を評価することにした。

 組み入れ対象は、一方または両方の下肢に直径3mm超の1次性静脈瘤を有し、超音波Duplex静脈逆流評価法により大伏在静脈または小伏在静脈に1秒超の逆流が

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