ドイツGoethe UniversityのEike Nagel氏らは、心筋虚血の評価に用いられている侵襲的な血管造影による冠血流予備量比(FFR)測定と、非侵襲的な心筋灌流MRIの検査結果に基づいて血行再建術を適用するかどうかを判断された患者を追跡し、その後1年間の主要心血管イベント(MACE)の発生率を調べ、FFRに対する心筋灌流MRIの非劣性を確認した。結果はNEJM誌2019年6月20日号に報告された。

 安定冠動脈疾患患者の管理の基本は、危険因子の改善とガイドラインにそった治療だ。症状が持続する患者や虚血の存在が明らかな患者には、血行再建術が適用される。冠動脈虚血の評価に用いられる、冠動脈造影とFFR測定と、心筋灌流MRIの結果はよく一致するが、血行再建術を実施するかどうかの判断におけるこれらの有効性を比較したデータは十分になかった。そこで著者らは、心筋灌流MRIによる管理がFFRに基づく管理に劣らないという仮説を検証することにした。

 The Myocardial Perfusion CMR versus Angiography and FFR to Guide the Management of Patients with Stable Coronary Artery Disease(MR-INFORM)試験は、非盲検の国際的な多施設比較試験だ。冠疾患の危険因子を持つ安

心筋灌流MRI検査は侵襲的なFFR測定に劣らないの画像

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