オランダMaastricht大学のMaud H.E. Jansen氏らは、欧米で日光角化症患者に用いられている4通りの治療の有効性と安全性を比較するランダム化試験を行い、治療終了から12カ月間の治療失敗リスクが最も低いのは5%フルオロウラシルクリームだったと報告した。結果はNEJM誌2019年3月7日号に掲載された。

 紫外線曝露により生じる日光角化症は、白人に最も多く見られる皮膚の前癌病変だ。治療後の再発率は高く、治療を受けなければ扁平上皮癌になる可能性がある。しかし、現在のガイドラインには、どの治療が好ましいかに関する明確な記述はない。そこで著者らは、連続する領域に複数の病変がある患者に用いられる頻度が高い4種類の治療の有効性を比較するために、オランダの4病院で単盲検のランダム化試験を実施した。

 組み入れ対象は、18歳以上の日光角化症患者で、頭頸部の25~100cm2の領域に5個以上の病変が確認された人。臨床診断は患者の主治医が行い、研究者が確認した。病変の重症度はグレードIからIIIまで全て含めた。組み入れ前の3カ月間に、凍結療法を含む日光角化症の治療を受けた患者、全身性のレチノイドや免

日光角化症にはフルオロウラシルクリームの画像

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