整形外科領域の複合感染の管理には、デブリドマン手術と長期間の抗菌薬静注が推奨されてきた。しかし、手術と経口薬の投与でも治療成績は劣らない可能性が示唆されている。英国Oxford大学病院のHo-Kwong Li氏らは、骨関節感染症患者を対象に6週間の抗菌薬静注と経口投与を行い、1年後までの治療失敗の割合を比較するオープンラベルのランダム化対照試験OVIVAを実施して、経口投与の非劣性を報告した。結果はNEJM誌2019年1月31日号に掲載された。

 長期間の抗菌薬静注は、患者に不便を強いるし費用も高くなる。慢性骨髄炎の治療で静注薬に比べた経口薬の非劣性を報告した研究もあるが、症例数が少なくエビデンスは不十分だった。そこで著者らは、骨関節感染症に対して経口薬の非劣性を検討するために、英国の26施設が参加するOral versus Intravenous Antibiotics for Bone and Joint Infection(OVIVA)を計画した。

 患者登録は2010年6月から2015年10月まで行われた。組み入れ対象は、骨や関節の急性または慢性感染症(軸骨格以外の骨髄炎、切除関節形成術が必要な関節感染症、人工関節感染症、整形外科固定器具の感染症、椎間板炎または軟部組織の感

骨関節感染症への抗菌薬治療は経口薬で可能の画像

ログインして全文を読む