臨床的に発見された限局性前立腺癌患者に対する根治的前立腺切除術経過観察の生存利益を比較したSPCG-4試験の追跡期間が最長29年になり、登録された患者の80%が死亡した時点で、両群の患者の生存率を比較したスウェーデンUppsala大学のAnna Bill-Axelson氏らは、手術による生存利益を確認し、結果をNEJM誌2018年12月13日号に報告した。

 1989年10月にスウェーデン、フィンランド、アイスランドではじまったSPCG-4試験の組み入れ条件は、75歳未満で、余命が10年超と推定された限局性の前立腺癌患者で、PSA値は50ng/mL未満、生検で中分化型または高分化型の腫瘍であることか確認され、骨転移は認められない人々となっていた。著者らは、1999年2月までに、条件を満たす695人の患者を登録し、ランダムに経過観察または根治的切除術に割り付けて、2017年まで追跡した。

 手術群に局所再発は認められた場合には、アンドロゲン遮断療法を開始した。転移が見つかった患者にはホルモン療法を適用した。2003年以降は腫瘍に進行が見られた場合、PSA値が上昇した場合、またはホルモン療法に臨床利益が期待できると判断され

前立腺癌患者を最長29年追跡したSPCG-4試験の画像

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