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NEJM誌から
子宮頸癌で腹腔鏡手術は開腹術に劣る可能性
広汎子宮全摘術を受ける患者のRCTで術後4.5年時の生存率に有意差

子宮頸癌で腹腔鏡手術は開腹術に劣る可能性の画像

 子宮頸癌広汎子宮全摘術を受ける患者に、低侵襲手術の適用が増えている。米Texas大学M.D. Anderson Cancer CenterのPedro T. Ramirez氏らは、低侵襲手術と開腹手術の成績を比較するランダム化対照試験を行い、手術から4.5年時点の無病生存率は低侵襲手術の方が低かったと報告した。結果は、NEJM誌電子版に2018年10月31日に掲載された。

 欧州のガイドラインは、ステージIA2からIIAまでの子宮頸癌患者には、骨盤内リンパ節郭清を含む広汎子宮全摘術を、開腹または腹腔鏡下(従来型の腹腔鏡下手術またはロボット支援手術;低侵襲手術)で行うことを推奨している。後ろ向き研究では、低侵襲手術の方が開腹術より出血量が少なく、入院期間は短く、術後の合併症のリスクは低いことが報告されている。しかし、これらの術式の生存率に対する影響を比較した、適切な検出力を持つランダム化試験は行われていなかった。そこで著者らは、低侵襲手術の無病生存率、再発率、全生存率は、開腹手術に劣らないという仮説を検証するランダム化対照試験LACCを計画した。

 対象は、ステージIA1(リンパ管浸潤)、IA2(間質浸潤の深

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