選択的脳内セロトニン2C受容体作動薬のロルカセリンは、食欲調節作用を持ち、過体重や肥満患者の体重管理に使用する薬としてFDAに承認されている。この薬剤の心血管系に対する安全性を検討する二重盲検のランダム化プラセボ対照試験を行った米Brigham and Women’s HospitalのErin A. Bohula氏らは、中央値3.3年の追跡で、プラセボ群に比べロルカセリン群のリスクは上昇していなかったと報告した。詳細は、NEJM誌電子版に2018年8月26日に掲載された。

 減量のためのガイドラインは、長期的な体重管理を目的とする生活改善に、薬物療法を併用することを推奨している。しかし、既にいくつかの薬が、心血管系や神経系の有害事象が報告されたため、市場から回収されている。ロルカセリンも低エネルギー食や運動と併用すると体重が減少することが報告されているが、心血管系に対する安全性と有効性を示すデータは不足していた。そこで著者らは、CAMELLIA-TIMI 61(Cardiovascular and Metabolic Effects of Lorcaserin in Overweight and Obese Patients-Thrombolysis in Myocardial Infarction 61)試験を8カ国の473施設で実施することに

ロルカセリンは心血管リスクを上昇させないの画像

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