米国Oklahoma大学のJessica A. Reese氏らは、同大の医療センターを受診した妊婦の血小板数の変化を調べ、血小板数の減少は妊娠初期から全ての妊婦で始まり、血小板減少症の目安である10万/μL未満の場合は、妊娠以外にも何らかの合併症があると考えられると報告した。詳細は、NEJM誌2018年7月5日号に掲載された。

 血小板数が15万/μL未満の妊婦で、原因が特定されない場合は、妊娠性血小板減少症と見なされる。1993年以降に行われた3件の大規模な研究では、合併症のない妊婦の5〜10%が妊娠性血小板減少症に分類されたと報告されている。一方、子癇前症のような妊娠合併症は血小板減少を起こし得るため、合併症のない妊婦に比べ、さらに血小板数が低い可能性がある。また、血小板減少性紫斑病のような基礎疾患がある女性では、妊娠中に症状が重篤になる可能性がある。

 そこで著者らは、妊娠期間を通じた血小板数の変化を明らかにし、血小板減少症の発症率と重症度を評価することにした。対象は2011年1月1日から2014年8月19日までにOklahoma大学医療センターで出産した15〜44歳の女性。この研究では単胎妊娠の出産を対象とし、同じ

妊娠初期から分娩時まで血小板数は減少するの画像

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