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NEJM誌から
pegIFNα-2bとα-2aの有効性と安全性に差なし
慢性HCV感染者においてリバビリンと併用した場合の比較

 慢性C型肝炎ウイルス(HCV)治療において、ペグインターフェロンα-2b(pegIFNα-2b)とペグインターフェロンα-2a(pegIFNα-2a)のどちらをリバビリンと併用しても、持続的ウイルス陰性化(SVR)率に差がないことが明らかになった。米Duke大学のJohn G. McHutchison氏らが行った無作為化試験の結果で、論文は、NEJM誌2009年8月6日に掲載された。

 現在、HCV感染に対する治療ガイドラインは、リバビリンとpegIFNα-2bまたはpegIFNα-2aを併用する方法を推奨している。しかし、これら2通りの治療が適切に比較されたことはこれまでなかった。

 著者らは、米国内の118施設で、治療歴のないHCVジェノタイプ1感染者のうち、血漿中にHCV RNAが検出され、HCVジェノタイプ1感染による代償性肝疾患が見られるという条件を満たした人々を登録した。HIV、HBVの共感染がある患者、肝疾患の原因が別にある患者、管理の悪い糖尿病患者、病的な肥満者(体重が125kg超)などは除外した。

 登録患者を以下の3通りのレジメンに無作為に割り付け、48週間治療を行い、その後24週間追跡した。

・標準用量のα-2b群
pegIFNα-2b(1.5μg/kg/週)とリバビリン(体重が40kg以上65kg以下の患者には800mg/日、65kg超85kg以下の患者には1000mg/日、85kg超105kg以下の患者には1200mg/日、105kg超125kg以下には1400mg/日)

・低用量のα-2b群
pegIFNα-2b(1.0μg/kg/週)とリバビリン(用量は上記と同じ)

・α-2a群
pegIFNα-2aを180μg/週とリバビリン(体重が75kg未満の患者には1000mg/日、75kg以上の患者には1200mg/日)

 HCV RNA量は、ベースラインと、治療開始から2週目、4週目、24週目、48週目、追跡期間中の4週目、12週目、24週目に測定した。

 治療ガイドラインに基づいて、12週時または24週時に適切な反応が見られない患者は治療失敗と判定し、投与を中止した。

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