
英国Queen Mary大学のJack Cuzick氏らは、乳癌リスクが高い閉経女性を対象に、アナストロゾールの乳癌予防効果を調べたIBIS-II試験の参加者を、5年間の投与期間終了後も長期追跡し、中央値131カ月の時点で乳癌の発症率を減少させる効果は持続していたと報告した。結果はLancet誌2019年12月12日に掲載された。
選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERMs)のタモキシフェンは、エストロゲン受容体陽性乳癌の発症率を減らす効果があり、その効果は治療期間終了後も15年継続することが報告されている。