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Lancet誌から
ダラツムマブは多発性骨髄腫の生存期間を延長
高齢患者のVMP療法にダラツムマブを追加するフェーズ3試験

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 造血幹細胞移植の適応にならない多発性骨髄腫患者を対象に、ボルテゾミブ・メルファラン・プレドニゾロン(VMP)療法と、さらにダラツムマブを追加したD-VMP療法を比較するALCYONE試験では、16.5カ月の追跡でD-VMPの方が無増悪生存期間が有意に長いことが既に報告されている。その後も追跡を続けていたスペインSalamanca大学病院のMaria-Victoria Mateos氏らは、中央値40.1カ月の時点で、全生存期間も有意に延長していたと報告した。結果はLancet誌電子版に2019年12月10日に掲載された。

 年齢が65歳以上などの理由で、自家造血幹細胞移植の適応がない多発性骨髄腫の患者に対する標準治療は、レナリドミド・デキサメタゾン、ボルテゾミブ・メルファラン・プレドニゾロン、レナリドミド・ボルテゾミブ・デキサメタゾンといった併用療法になる。

 ダラツムマブは、IgGκ型の抗CD38モノクローナル抗体で、多発性骨髄腫患者の標準治療に加えて投与したフェーズ3試験では、無増悪生存リスクが44%低下し、完全寛解率はほぼ2倍で、最少残存病変陰性(白血球10万個当たりの腫瘍細胞数が1未満)がとなった患者の割合が3倍以上になったと報告されている。

 移植適応外の新規診

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