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Lancet誌から
重度の未熟児網膜症にラニビズマブが有望
有意差はなかったがレーザー治療より成績がよさそう

重度の未熟児網膜症にラニビズマブが有望の画像

 重症の未熟児網膜症(ROP)患者に対して、抗血管内皮増殖因子(VEGF)薬の適用外使用が世界的に増えているが、有効性と安全性に関するデータは不足していた。ドイツGreifswald大学医療センターのAndreas Stahl氏らは、オープンラベルのランダム化比較試験RAINBOWを実施し、ROP患者に対する、ラニブズマブ硝子体内注射の有効性と安全性をレーザー治療と比較した。統計的有意差を示すことはできなかったが、ラニビズマブはレーザー治療よりも治療成功率が高い傾向を示した。詳細はLancet誌電子版に2019年9月12日に掲載された。

 以前よりも低体重の出生児を救命できるようになり、網膜剥離から失明につながる重度のROP治療が必要な患者も増えている。抗VEGF薬の硝子体注射は、大人の増殖性網膜症治療に広く使われるようになったため、ROP患者にも有効ではないかと考えられるようになり、エビデンスは少ないものの臨床応用する機会が世界的に増えている。そこで著者らは、抗VEGF薬のラニブズマブとレーザー光凝固治療の有効性と安全性を比較するランダム化比較試験RAINBOWを計画した。

 RAINBOWには26カ国の87の新生児センターと眼科病院が参加した。組み入れ対象は、出生

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