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Lancet誌から
変形性膝関節症の手術は部分置換術にすべき?
英国のRCTで術後5年のアウトカムは全置換術に劣らず費用は安い

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 英国Oxford大学のDavid J Beard氏らは、内側型変形性膝関節症患者に対する人工膝関節全置換術(TKR)と部分置換術(PKR)の臨床的な有効性と費用対効果を比較するために、ランダム化比較試験TOPKATを英国の27施設で実施した。5年後まで追跡した結果、どちらの術式も有効で、臨床アウトカムや再手術率に差はないが、費用対効果はPKRの方が高いと判定された。結果はLancet誌電子版に2019年7月17日に掲載された。

 英国では、PKRが適用可能な患者の割合は47%と推定されているが、実際にPKRが実施された割合は9%にすぎない。どちらの術式を選ぶべきか、有効性と費用対効果に関する確かなエビデンスがないため、TKRが増えるのではないかと考えた著者らは、ランダム化比較試験を行って、手術成績と費用対効果を比較することにした。

 試験参加者は英国の27施設で募集した。対象は、内側型のみの変形性膝関節症の患者で、PKRの手術適応があると診断された患者。左右両側の膝を同時に手術する患者は除外した。条件を満たした患者は、1対1の割合でランダムにTKRまたはPKRに割り付けられた。割り付け時に層別化した条件は、性別、年代(50歳未満、50~70歳、70歳超)、ベースラ

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