高所得国で、脳内出血を起こす成人患者の3分の1以上が、発症時に経口抗血栓薬(抗血小板薬または抗凝固薬)を使用している。出血発生後すぐに、抗血栓薬の使用は中止されるが、ほぼ永久的に使用を再開しない患者は少なくない。RESTART Collaborationのメンバーである英国Edinburgh大学のRustam Al-Shahi Salman氏らは、多施設ランダム化比較試験を行って、抗血小板薬の使用再開は、脳内出血再発リスクを上昇させていなかったと報告した。Lancet誌電子版に2019年5月22日に掲載された。

 閉塞性血管疾患の二次予防を目的とする抗血栓薬投与の利益とリスクについて検討した臨床試験では、この治療の利益が示されている。しかしそれらの試験は、大出血歴のある患者を対象から除外しており、脳内出血を経験している患者、特に出血リスクが高い患者に対する、長期的な抗血小板薬投与の安全性または有効性について検討したものはなかった。そのため脳出血を経験した患者が抗血小板療法を再開した場合の安全性は明らかではなかった。

 著者らは、脳内出血再発に対する抗血小板療法の影響を評価し、脳内出血再発リスクと、血管閉塞性疾患の予防効果について検討するために、英国

脳出血患者の抗血小板薬使用は再開できるの画像

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