スイスAarau州立病院のPhilipp Schuetz氏らは、内科に入院した栄養不良リスクのある患者を対象に、個別化栄養サポート戦略がもたらす影響を通常の病院食と比較する医師主導多施設臨床試験を行い、入院中の栄養サポートはフレイル患者の臨床アウトカムを改善すると報告した。結果はLancet誌電子版に2019年4月25日に掲載された。

 急性疾患の患者にはしばしば、食欲不振が認められる。3割を超える内科の入院患者は栄養不良のリスクが高く、栄養不良は、死亡、合併症、機能の低下、入院期間の延長、医療費上昇などと関係することが示されている。

 欧州臨床栄養代謝学会や国静脈経腸栄養学会の現行のガイドラインは、栄養不良リスクを有する内科の入院患者に対する栄養サポートの実施を推奨しているが、これを支持するエビデンスは十分にはなかった。一方で、急性疾患患者に対する栄養療法が、回復と臨床転帰に好ましくない影響を与える可能性が示されたことから、これに対する懸念が高まっていた。

 そこで著者らは、蛋白質とエネルギーの摂取目標を設定し、患者ごとに個別化したプロトコルを作製して栄養サポートを実施すれば、内科

入院患者への個別栄養サポートが成績を改善の画像

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