治療により、症状と心機能に改善が見られた拡張型心筋症の患者はしばしば、服薬を中止してもよいかどうかを主治医に尋ねる。英国Royal Brompton HospitalのBrian P Halliday氏らは、薬物療法を段階的に中止した場合と継続した場合の6カ月間の再発率を比較し、現状では治療は無期限に継続すべきだと報告した。結果はLancet誌電子版に2018年11月11日に掲載された。

 治療により臨床症状、画像、心機能、バイオマーカーの改善が確認された拡張型心筋症患者に、無期限に治療を継続するべきかどうかは結論が出ていない。副作用を経験した患者、妊娠を希望する患者、費用負担を減らしたい患者などは、できれば治療を中止したいと考える。中には治療が不要になる患者もいるが、治療を中止すると再発する患者もいる。そこで著者らは、回復が確認された拡張型心筋症患者の心不全治療の中止を評価するパイロットスタディ(TRED-HF)を計画した。

 デザインはオープンラベルのランダム化試験で、治療を段階的に中止するグループと、心不全の治療を継続するグループに割り付け、6カ月後の段階で両群のアウトカムを比較することにした。試験は1施

拡張型心筋症患者は心不全治療を継続すべきの画像

ログインして全文を読む